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26年前の5月12日

更新日:2021年7月25日

毎年この日になると思い出します。

僕にとって5月12日は特別な日。

今年は義足ウォーカーを開設し、僕の過去に何があったかを色々な人に知ってもらいたいと思い、両足を失った経緯をブログやストーリーに掲載しています。

記事の更新は当時の5月16日で止まっていますが、時は過ぎ、事故を起こしてから2021年の今日で26年が経ちました。


沢山の人に命を助けてもらい、色々な人と出会い、人の暖かさを実感し、死生観について向き合い、生きることを選び、そして義足で歩いている今の僕が在ります。

人を助けられるのは人以外にないと思います。助けられた自分も人のために生きたいと考えたとき、有限の時間を無駄にせず、生かされた意味を毎日噛み締めながら1日1日を大切にしていこうと思いました。僕は毎日、家族やたくさんの人に支えられながら生きていることを実感しています。


あれから歳は取りましたが、両足がなくても健常だった26年前と心は変わっていません。

空を見上げると太陽が眩しかったり、曇り空の日もあります。夕日がきれいな日も、月がきれいな日も、強風で雨が強い日だってある。

当たり前のように過ぎ去っていく日々は、当たり前ではなく、生きている自分に色々なことを教えてくれています。


自分や家族が健康なときほど、辛い状況に陥ったときのことは想像し難いものです。

順調な毎日ほどあっという間に過ぎていきます。だからこそ、生きていることの意味を考えながら、どんな小さな感動の瞬間も逃さず人らしさを大切にしていきたいです。


今年は昨年に引き続き大変な日が続いていますが、これを読んでくれている人が、どうかいつまでもお元気で過ごされることを祈っています。




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